こんにちは。
にしざき社会保険労務士事務所の西崎です☺️
当事務所は加古川にございますが、近年は明石市の企業さまから「職場トラブルに関する相談」をいただく機会が増えています。
たとえば、
「社員同士の人間関係がうまくいかない」
「残業や休暇のルールがあいまいで不満が出ている」
「小さなすれ違いが退職につながってしまった」
こうした“人”に関する悩みは、どんな企業にも起こり得ることです。
でも、少し早く手を打つだけで、トラブルのほとんどは防げます。
今日は、明石エリアの経営者さまに向けて、「働きやすい職場づくり」を進めるための考え方と実践ポイントをお伝えします。
トラブルの原因は「仕組み」と「気持ち」のズレ
労務トラブルが起こると、「社員の意識が低い」「社長が厳しすぎる」など、人のせいにされがちです。
しかし、社労士の立場から見ると、多くの問題は“仕組みのあいまいさ”に原因があります。
たとえば、
・就業規則が古い
・有給や残業のルールが伝わっていない
・評価制度や給与の決め方が曖昧
・相談窓口がない
これらが積み重なると、社員は「どうせ言っても変わらない」と感じてしまいます。
結果として、モチベーションが下がり、離職につながるのです。
仕組みを整えることは、会社と社員の“共通の安心”をつくること。
そして、それを支えるのが社労士の仕事です。
明石エリアでよくある職場トラブルの傾向
明石市は住宅地と商業地が混在しており、地元密着型の中小企業が多い地域です。
その特徴もあって、以下のようなトラブルが増えています。
- 「感覚」で運用している就業ルール 口約束で勤務時間や残業を決めている会社が多く、誤解が生まれやすい。
- 人間関係のこじれ 少人数の職場では、たった1人の不満が職場全体に影響することもあります。
- ハラスメント問題への対応不足 「うちは大丈夫」と思っていても、相談窓口がなければ防げません。
- 勤怠管理や給与計算のミス 働き方改革で管理の精度が求められる今、曖昧な処理はリスクになります。
「どの会社にもある小さな問題」ほど、早めに整えることが大切です。
トラブルを防ぐためにできる3つのこと
① ルールを明文化する
就業規則や雇用契約書を最新の法令に合わせて整備しましょう。
「知らなかった」「聞いていない」というトラブルは、明文化で防げます。
② コミュニケーションの場をつくる
小規模な会社ほど、話し合う場を意識的に設けることが大切です。
「社長の思い」や「会社の方向性」を伝えるだけでも、社員の不安は軽くなります。
③ 外部の専門家と連携する
社内だけで解決しようとすると、どうしても主観が入ります。
第三者として社労士が入ることで、冷静で公平な判断ができるようになります。
これらの3つを実践するだけで、職場の空気が驚くほど変わります。
女性社労士としての視点
私は女性社労士として、法律だけでなく「人の感情の動き」にも目を向けています。
働く人はみんな、生活や家族、夢を持っています。
その背景を理解した上で制度を整えると、社員の納得感が大きく変わります。
たとえば、
「子育て中の社員の時短勤務」や「介護と両立する働き方」。
制度で支えることで、「この会社で長く働きたい」という気持ちが生まれます。
法律の先にある“人の想い”を大切にすること。
それが、私の社労士としての原点です🌷
加古川から明石エリアをサポートする理由
「なぜ明石の企業まで対応されているんですか?」と聞かれることがあります。
それは、地域全体で“安心して働ける職場”を増やしたいからです。
加古川と明石は距離も近く、通勤や商圏も重なっています。
働く人の移動が多いこの地域では、どの会社も「人の定着」が最大のテーマです。
その課題を一社でも多く解決するために、当事務所ではオンラインと訪問を組み合わせ、明石市内の企業様も積極的にサポートしています。
FAQ(よくある質問)
Q. 明石市の会社ですが、訪問相談は可能ですか?
A. はい。加古川からの訪問対応を行っています。オンラインも可能です。
Q. ハラスメント相談もできますか?
A. はい。再発防止や社内体制の整備についてもアドバイスしています。
Q. 就業規則を見直したいのですが、どこから始めればいいですか?
A. 現状の規程を拝見し、法令と実態の差を確認してから提案します。
Q. 顧問契約をしないと依頼できませんか?
A. 単発のスポット相談も承っています。
まとめ
“働きやすい職場”は、偶然できるものではありません。
ルールを整え、人の気持ちを理解し、対話を重ねていくことで少しずつ育っていきます。
社労士は、そのプロセスを一緒に歩むパートナーです。
加古川から明石へ、これからも「人を大切にする会社づくり」を支えていきます。
安心して相談できる社労士をお探しの方は、ぜひお気軽にお声かけください☺️

