【加古川の経営者さまへ】従業員のメンタルヘルス対策は会社の未来を守ること 女性社労士が伝える実践のヒント

加古川の女性社労士はにしざきまで

こんにちは。

にしざき社会保険労務士事務所の西崎です☺️

最近、加古川の中小企業の経営者さまから「従業員が体調を崩して休職してしまった」「職場の人間関係で気持ちが落ち込んでいる従業員がいる」といったご相談をいただくことが増えています。

働き方改革や多様な働き方が広がる一方で、従業員のメンタルヘルスの不調は年々注目度が高まっており、経営に直結する課題になっています。

従業員の心の健康を守ることは、単なる福利厚生ではなく、会社の存続や成長に欠かせない取り組みです。

今日は加古川で活動する女性社労士として、メンタルヘルス対策の重要性と実際の取り組み方についてお伝えします。

メンタルヘルス不調が会社に与える影響

従業員がメンタル不調に陥ったとき、会社には大きく3つの影響があります。

  1. 欠勤や休職による業務停滞  急な休職は人員不足を招き、残された従業員への負担が増します。
  2. 離職率の上昇  サポート体制が不十分だと、従業員は「この会社では働き続けられない」と感じて退職してしまうこともあります。
  3. 採用活動への悪影響  「職場の雰囲気が悪い」という噂はすぐに広まり、求人応募に影響します。

中小企業にとって、人材は大切な経営資源。従業員一人ひとりの健康を守ることが、経営の安定につながります。

法律が求めるメンタルヘルス対策

労働安全衛生法では、従業員50人以上の事業場に「ストレスチェック制度」が義務付けられています。

50人未満の事業場は努力義務ですが、規模の大小に関わらず、ストレスチェックや職場環境改善に取り組むことは大切です。

さらに、労災認定においても「長時間労働」や「強い心理的負荷」が原因と認められるケースが増えています。

労働時間管理や職場のハラスメント防止も、メンタルヘルス対策の一部として欠かせません。

職場でできるメンタルヘルス対策

メンタルヘルス対策は「特別なこと」ではなく、日常的な取り組みの積み重ねが大切です。

  1. 労働時間の適正管理  長時間労働は心身の不調につながります。残業削減や休暇取得の推進が第一歩です。
  2. 相談窓口の設置  従業員が気軽に相談できる体制を整えることが重要です。社労士が外部相談窓口として機能することも可能です。
  3. ハラスメント防止研修  パワハラやセクハラはメンタル不調の大きな原因です。定期的な研修やルール整備で防止を徹底しましょう。
  4. ストレスチェック制度の活用  従業員の状況を把握するだけでなく、結果をもとに職場環境改善につなげることが大切です。
  5. コミュニケーションの活性化  「声をかけてもらえる」という安心感が、従業員の心を支えます。

社会保険労務士にできるサポート

社会保険労務士は、メンタルヘルス対策において次のような支援を行います。

  • 職場環境の現状分析と改善提案
  • 就業規則へのメンタルヘルス関連規定の整備
  • ハラスメント防止措置の導入サポート
  • 労務トラブル未然防止のための相談対応
  • ストレスチェック制度の実施サポート

「心の問題だから会社では対応できない」と思われがちですが、仕組みやルールを整えることで防げるトラブルは多くあります。

実際の加古川での事例

ある加古川市内のサービス業の会社では、従業員の離職が続き「職場の雰囲気が悪い」と評判になっていました。

原因を調べると、残業が多く、上司と部下のコミュニケーションが不足していることが分かりました。

当事務所では労働時間管理を見直し、ハラスメント防止研修を実施。

さらに、月1回の個別面談を導入したところ、従業員の声が経営に届くようになり、定着率が改善しました。

「社労士に相談したことで、会社の空気が変わった」と経営者さまからも喜んでいただけました。

女性社労士としての視点

私は女性社労士として「話しやすさ」「寄り添い」を大切にしています。

従業員の方が「ここなら安心して相談できる」と思っていただけることが、メンタルヘルス対策の第一歩です。

経営者さまにとっても「小さなことを聞いても大丈夫」と感じていただける存在でありたいと思っています☺️

まとめ

メンタルヘルス対策は「従業員を守る」だけでなく「会社の未来を守る」ために必要です。

制度や仕組みを整えることで、従業員の安心感が高まり、職場の雰囲気や業績にも良い影響を与えます。

加古川で信頼できる女性社労士をお探しの経営者さま、どうぞお気軽ににしざき社会保険労務士事務所へご相談ください。

専門知識とやさしいサポートで、会社と従業員の両方を支えてまいります🌸

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