こんにちは。
にしざき社会保険労務士事務所の西崎です☺️
加古川で小規模事業を営まれている経営者さまとお話をすると、よく「うちは従業員も少ないし、労務管理はそこまで気にしなくても大丈夫ですよね?」というご質問をいただきます。
実はその考え方こそ、見落としがちな労務リスクにつながることがあるのです。
「小さな会社だから大丈夫」と思っていたら、思わぬトラブルが発生してしまった…。
そんな事態を防ぐために、今日は小規模事業者さまほど注意していただきたい労務リスクと、その予防の考え方について、加古川の女性社労士である私がお伝えいたします🌸
労務リスクとは?
「労務リスク」とは、従業員との雇用関係や働き方に関するトラブルのことです。
未払い残業代や有給休暇の扱い、社会保険の加入漏れ、就業規則の不備など、身近なところから発生します。
近年は労働者の権利意識も高まり、インターネットやSNSで簡単に情報が手に入るようになりました。
そのため、従業員から突然「これは違法ではないですか?」と指摘を受けるケースも増えています。
小規模だからこそ「ひとつのトラブルが会社の存続に影響する」こともあるのです。
小さな会社に多い労務リスクの例
では実際に、加古川でもよくご相談いただくリスクをいくつかご紹介します。
- 雇用契約書が整っていない 口頭で採用してしまい、条件の食い違いがトラブルに発展するケースです。
- 残業代の計算が曖昧 「みなし残業だから大丈夫」と思っていても、制度の定め方に不備があれば違法とされることがあります。
- 有給休暇の付与漏れ 年5日の取得義務を守れていないと、行政からの是正指導対象となる可能性があります。
- 社会保険の加入漏れ 基準を満たしているのに手続きをしていないと、後からまとめて加入を求められることがあります。
- 就業規則が古いまま 法改正に対応していないと、実際の運用とのズレが発生してしまいます。
どれも「うちくらいの規模なら大丈夫」と思われがちな内容ですが、実際にはとても多いご相談です。
労務リスクを予防するためのポイント
では、どのように予防していけば良いのでしょうか?
- 契約を文書で明確にする 雇用契約書は必ず交わし、労働条件通知書と合わせて整備しましょう。
- 就業規則を定期的に見直す 法律は毎年のように改正されます。少なくとも3年に1度は見直しをおすすめします。
- 勤怠管理をしっかり行う 手書きや曖昧な打刻はトラブルの元です。できる範囲でシステム化を検討しても良いでしょう。
- 社会保険の加入条件を確認する 従業員が増えてきたら、適用拡大の条件に当てはまらないかチェックが必要です。
- 専門家に相談する習慣を持つ 不安があるときにすぐ相談できるパートナーを持つことは、最大の予防策になります。
社会保険労務士に相談するメリット
社会保険労務士は、労働法や社会保険に関する国家資格者です。
相談相手として信頼していただける理由は、次のような点にあります。
- 最新の法改正に対応したアドバイスができる
- 就業規則や雇用契約の整備をサポートできる
- 給与計算や勤怠管理のルールを適切に導入できる
- 行政手続きも含め、トータルで支援できる
加古川で活動している私も、地域の中小企業さまから「安心して経営に専念できるようになった」とのお声をいただいています。
加古川の女性社労士として大切にしていること
私は、女性ならではの「話しやすさ」「相談しやすさ」を大切にしています。
専門用語をなるべく使わず、分かりやすい言葉でご説明することを心がけています。
小さな疑問も遠慮せずお話しください。
「こんなこと聞いていいのかな?」という内容こそ、早めに解決することでリスクを防ぐことができます。
まとめ
小さな会社ほど、労務リスクが経営に与える影響は大きくなります。
「まだ大丈夫」と思っているうちにトラブルになる前に、備えを進めておきましょう。
加古川で信頼できる女性社労士をお探しの方は、ぜひ私にご相談ください。
にしざき社会保険労務士事務所では、やさしく丁寧にお話を伺い、一緒に安心できる職場づくりをお手伝いしています☺️